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東京都心5区オフィス空室率、3ヵ月連続で改善

2024.12.17
業界関連

 三幸エステート(株)は17日、2024年11月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。


 東京都心5区の空室率は3.71%(前月比0.24ポイント低下)と3ヵ月連続で改善。2ヵ月連続での3%台となった。拡張移転や館内増床の動きが目立ち、まとまった面積の空室が解消した。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率は5.73%(同0.15ポイント低下)と緩やかな低下傾向が続いている。


 1坪当たりの平均募集賃料は2万8,915円(同119円上昇)で12ヵ月連続の上昇または横ばいで上昇傾向となっている。募集面積は50万4,872坪(同8,504坪減)で、空室消化が続いている。エリアによっては募集床に品薄感がある一方で、湾岸エリアではリーシングが長期化するなど、エリア間での二極化傾向も見られる。


 全国6大都市の空室率は、東京23区3.9%(同0.3ポイント低下)、札幌市3.1%(同0.3ポイント低下)、仙台市6.0%(同0.4ポイント低下)、名古屋市3.5%(同0.3ポイント低下)、大阪市3.7%(同0.6ポイント上昇)、福岡市3.1%(同0.3ポイント低下)となった。

出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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