旭化成ホームズ(株)は17日、高断熱低層木造住宅ブランド「Asu-haus(アスハウス)」の新プラン2種を発表した。
同社は5月に都市近郊から郊外の低層住宅地に対応するために「アスハウス」を立ち上げ。6月にモデルハウスを公開した。今回発表した新プラン「Kタイプ」と「Fタイプ」は共に切妻屋根のプランで、第1種低層住居専用地域における単世帯家族の暮らしを想定して設計。Kタイプは敷地面積100平方メートル程度を想定した床面積26坪の総2階の住宅で、30〜40歳代の2〜4人家族向け。Fタイプは敷地面積120平方メートル程度で床面積28坪程度の葺きおろしのデザインを採用。50〜60歳代の2人家族向けとしている。
独自の断熱構造により断熱等級7を標準仕様としており、標準搭載の家庭用エアコン1台と全熱交換型の常時換気システムだけで全部屋で温度村の少ない快適性を保つ。快適な室内環境を生かし、土間スペースや2階廊下などを自由に活用できるように提案。また、窓回りには無垢の四方枠を、床の基材には国産ヒノキ合板と国産材の単板を組み合わせた合板を、表面化粧材に国産材6樹種を採用し、木造らしさをアピールする。
このほか、構造材には集成材と高強度の金物を使用することで、すべて住宅を耐震等級3、耐風等級2とレジリエンス性も高めている。太陽光発電システムや蓄電池も標準搭載し、省エネ・光熱費の削減を可能にする。
販売エリアは東京都の一部。坪単価は135万円から年度内の販売は16棟を見込む。