大和ライフネクスト(株)(大和LN)は22日、「ロボットとセキュリティシステムの連携」実証実験を本社オフィス(東京都港区)にて実施した結果を発表した。
今回の実験は、(株)Octa Roboticsによる「RFA規格に基づくロボット・建物設備連携と標準化の推進」プロジェクトの一環として、経済産業省による補助事業「令和6年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(ロボットフレンドリーな環境構築支援事業)」に採択されている。大和LN、Octa Robotics、綜合警備保障(株)の3社により、7〜9日に実施した。
建物内のセキュリティシステムが稼働中に、警備ロボットが、自らが通過するエリアのセキュリティシステムのみを随時解除しながら建物内の巡回警備を実施するなど、ロボットが建物内のセキュリティシステムを維持したままタスクを行なうことに成功。夜間など無人の状態になる時間帯の清掃や警備などの業務について、人によるセキュリティシステムの解除作業を必要とせず、ロボットが単独で行なうことができる状態を実現した。
大和LNは今後、ロボット運用における各種セキュリティの強化や複数のロボットの同時稼働を実現するためのシステム開発をパートナー会社と共に進め、管理品質の向上につながる新たな建物管理サービスの開発・販売に向けた取り組みを加速させていくとしている。