オリックス不動産(株)は21日、「別府温泉 杉乃井ホテル」(大分県別府市、総客室数791室)を大規模リニューアルしたと発表。3棟目の新客室棟「星館」(総客室数300室)を、23日に開業した。
同ホテルは2019年より、新築、建て替えを含めた計3棟の客室棟の開発や共同施設の改装、インフラ整備などを行なってきた。「虹館」(同155室、21年7月開業)、「宙館」(同336室、23年1月開業)に続き、「星館」の開業により大規模リニューアルは全面完了する。
東九州自動車道「別府」ICから車で約5分に立地。「星館」の敷地面積は約3万5,264平方メートル、延床面積約2万4,823平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下1階地上13階建て。客室は約35〜71平方メートル、スタンダードからスイートまで5タイプを用意している。
建物は、和のテイストを取り入れたデザインを採用。1階エントランス・ロビーには、九州・大分の工芸品や素材を配置し、和の設えを取り入れた。ロビーと連続したテラスには別府湾を一望できる水盤テラスを完備した。
最上階ビュッフェレストランの壁面はガラス張りを多用し、高さ約6mの天井を一部天窓に。結婚式や宴会に利用できる多目的ホールも備えた。