東急(株)は23日、同社初となる直営スモールオフィス「simplace Gakugei-daigaku by NewWork」(東京都目黒区)を報道陣に公開した。
「simplace by NewWork」は、同社が展開する法人企業向け会員制サテライトシェアオフィス事業「NewWork」の新ブランド。「Gakugei-daigaku」はその初弾となる。
東急東横線「学芸大学」駅徒歩4分の同線高架下を活用。元は同社グループ企業従業員の詰所だった駐輪場2階のロフトスペースをリノベーションした。延床面積は461.92平方メートル。
オフィスは全12区画(1.95〜31.51平方メートル)。1人用個室を2区画(1.95・2.50平方メートル)、セットアップ(家具付き)区画を3区画設けた。賃料は4万〜21万4,000円。
追加料金なしで、最大6人まで利用できる会議室やラウンジ、複合機、シュレッダー、共用の無線・有線LANを利用できる。また、「従業員数100人以上の法人企業」という「NewWork」の入会条件を満たしていない場合でも、別途利用料を支払うことで併用利用を可能とした。
2024年10月にホームページを開設し募集を開始。これまでに10件の問い合わせがあり、「充実した共用設備やそれらを追加料金なしで利用できる点、賃料に光熱費が含まれており別途費用が発生しないことなどを評価いただき、既に3件の申し込みをいただいている」(同社不動産運用事業部営業統括グループの木戸康介氏)という。開業および入居開始は25年1月27日。
今後については、「何年までに何号店というのを決めているわけではないが、高架下に限らず未利用地となっている当社の敷地など、当社の沿線において事業を広げていきたい」(同氏)という。