東急不動産(株)は28日、「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(東京都渋谷区)において、同区と官民合同の防災訓練を実施したと発表した。
両者は2023年12月に「渋谷区地域防災に関する包括連携協定」を締結。災害時のドローンの活用に向けた官民合同プロジェクトを推進しており、今回の防災訓練もその一環。民間施設を活用した災害用ドローンの機能の確認と避難誘導の実施を目的に、高倍率ズーム機能付きカメラによる歩道橋上の人等の確認や、赤外線カメラによる生存者確認、ドローンのスピーカーによる帰宅困難者の誘導等を行なった。
両者は今後もドローン操縦技術の向上を図るとともに、渋谷区地域防災計画の啓発活動等を進めていく考え。また、実際の災害時における実効性を高めるため、ドローン機能の活用方法の検証を進め、官民による協業体制の構築に努めるとしている。