(株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、2025年1月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.60%(前月比0.17ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.83%(同0.16ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.30%(同0.20ポイント低下)、周辺18区が3.55%(同0.07ポイント低下)といずれも低下。募集面積率は、都心5区が3.58%(同0.22ポイント低下)、周辺18区が4.60%(同0.01ポイント上昇)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、港区3.08%(同0.30ポイント低下)、中央区2.99%(同0.13ポイント低下)、新宿区1.89%(同0.22ポイント低下)、渋谷区1.64%(同0.07ポイント低下)、千代田区1.28%(同0.16ポイント低下)。すべての区で低下した。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.54%(同0.22ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.67%(同0.12ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが3.91%(同0.19ポイント低下)、中小規模ビルが3.74%(同0.13ポイント低下)となった。
空室面積は25万2,000坪(同2万3,000坪減)。空室増減量は、増加が2万5,000坪(同5,000坪減)、減少が4万8,000坪(同1万4,000坪減)と、減少が増加を上回った。