(株)東京カンテイは10日、2025年2月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,075万円(前月比1.5%下落)と4ヵ月ぶりに下落。前年同月と比べると0.5%上昇したものの、上昇幅は小幅にとどまった。都県別では、東京都は6,376万円(同2.4%下落)、神奈川県4,412万円(同2.6%下落)、千葉県2,906万円(同0.6%上昇)、埼玉県2,883万円(同0.3%下落)。神奈川県は7ヵ月ぶりに下落に転じた。
近畿圏の平均価格は2,938万円(同1.1%下落)となり、4ヵ月ぶりに下落した。主要府県別では大阪府が3,193万円(同5.2%下落)、兵庫県2,972万円(同2.2%上昇)、京都府3,539万円(同10.5%下落)。京都府は築年数が30.3年と前月よりも5.8年増加したことに加え、平均土地面積が4.9%縮小ことにより、大きな下落となった。
中部圏は2,676万円(同1.1%上昇)で、連続上昇。愛知県は3,172万円(同1.8%上昇)となった。ただし、前年同月と比べると圏域・愛知県ともにマイナスとなっている。
宮城県は2,673万円(同5.4%下落)と下落に転じた。福岡県は2,618万円(同1.2%上昇)と、連続で上昇した。