(株)東京カンテイは29日、2024年6月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。
全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を、上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表している。
同月は、「晴」が6地域(前月7地域)に減少、「雨」は6地域(同8地域)に減少した。「曇」は16地域(同15地域)に増加し最多。「小雨」は10地域(同4地域)に急増、「薄日」は9地域(同13地域)に減少した。
全国で天候が回復した地域数は5地域(同6地域)に減少。横ばいは29地域から変わらず、悪化は13地域(同12地域)に増加した。
47都道府県のうち、前月比価格が下落したのは28地域(同26地域)に増加。全国的には下落傾向が再び強くなった。過半の県が前月比マイナス。地方主要4道県の価格の動きに変化はなく、市別では仙台市と福岡市が下落、広島市が横ばい、札幌市のみ上昇した。