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福島・郡山で13.8万平米の物流集積エリア開発

2024.09.09
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 プロロジスは9日、先進的物流施設の集積する物流拠点集積パーク「福島郡山LLタウン」(福島県郡山市)の開発計画を発表した。プロジェクトマネジメントの(株)フクダ・アンド・パートナーズと共同で開発する。


 開発地は東北自動車道と磐越自動車道とが交差する郡山JCTに近接した東北自動車道「郡山中央」SICに隣接。首都圏へ約3時間、仙台市へ約1時間、新潟市へ約2時間でアクセスできる立地条件と、東北エリアで仙台市に次ぐ人口集積を持つ郡山市の中心部から約7kmと雇用にも有利な環境が整っている。


 開発区域面積は約13万8,000平方メートル。プロロジスがBTS型、マルチテナント型の物流施設を複数棟開発する予定。プロロジスが開発する施設に隣接する区画にはフクダ・アンド・パートナーズが物流施設「福島郡山LLタウン棟」を開発し、防災型ビル「福島郡山未来共創センター」を併設する。


 福島郡山未来共創センターは、LLタウン内の各施設と機能連携を図り、平時と災害時で機能を変える「リバーシブルビル」として計画。電気の3次バックアップシステムを備え、飲料・食料の備蓄を行なうことで災害時には地域避難拠点・広域防災連携拠点として機能する。


 また、各施設の建設にはCO2排出削減が見込める高炉セメントや電炉鋼材を採用。太陽光パネルと蓄電池を設置し、区域内で再生可能エネルギーを循環させる。さらに、電気自動車から建物に給電するシステムも導入し、福島県沿岸部の市町村との再生可能エネルギーを活用した広域防災連携を図る。


 4月に着工済み。開発期間は第I期造成が12月まで、第II期は2025年9月まで。

出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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