(株)長谷工コーポレーションは9日、「木くずの資源循環の取り組み」を開始したと発表した。
木くず中間処理会社の東京ボード工業(株)と連携し、首都圏の建設現場で発生した木くずの回収と、パーティクルボード製品(板状の建築材料)の納入を同時に行なう取り組み。
回収した木くずの廃棄物を新たな製品の材料として再利用する「マテリアルリサイクル」により、パーティクルボードへ再生。炭素固定を実現する。マテリアルリサイクルできない木くずは、バイオマス発電所での焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用する「サーマルリカバリー」を実施。建設現場の電力として利用する。
これにより、運搬の効率化が図られ、車両が排出するCO2を削減することができ、木くずのリサイクル率100%を実現する。