安田不動産(株)は10日、アバター共生社会体験型実証実験(「アバターランド」)において実験実施連携拠点として場の提供に協力すると発表した。
(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が参加するムーンショット型研究開発事業:目標1「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」研究開発プロジェクトの一環。アバター共生社会体験型実証実験(通称:「アバターランド」)では、遠隔操作ができるロボットアバターやCGアバター(サイバネティック・アバター、略称CA)を、大阪・東京・九州等の全国の各所に配置し、その周辺施設や店舗などの案内、実証プロジェクトの紹介等をサービスを実施する。各拠点のCAはネットワークで接続され、 ATRが新たに開発した遠隔操作基盤システムによって、遠隔操作者の管理によりサービスを提供できることを実証する。
東京会場では、安田不動産が提供する「ワテラスコモン」(東京都千代田区)を中心に次世代まちづくりを見据えたアバター活用を実証。設置型である小型ロボットと、移動型であるこども型見守り介護ロボット、CGである3体のCGエージェントを活用し、周辺施設や店舗等の案内、地域マルシェでの周辺市民との触れ合いを意識した実証を行なう。また、CAプラットフォームを活用した各拠点の遠隔操作に当たっては、「ワテラス学生マンション『ワテラススチューデントハウス』」の入居者である学生ボランティアの協力により実証実験を進めていく。
実施期間は、東京が9月17〜27日(土日祝日を除く)、大阪が10〜29日。