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伊藤忠PD、家事動線を効率化する洗面室を開発

2024.10.15
業界関連

 伊藤忠都市開発(株)は15日、新たな洗面室商品企画「MOTリネン」を開発したと発表。


 “CREVIA”マンションの居住者や購入検討者約500名を対象に実施した「洗面室に関する調査」結果から得られた不満やニーズを生かし、整理収納サービスを手掛けるインブルーム(株)と共同で、新たな洗面空間としてとして「MOTリネン」を開発した。


 アンケートから、「洗濯してからクローゼットに収納するまでの動線の効率が悪い」と感じている人が多数いることが判明。そして洗濯後に、洗濯機から洗濯物を出す→バルコニーや浴室乾燥機で乾かす→リビングのソファで畳む→家族それぞれのクローゼットに収納、という形で対応している人が多く、一連の作業のために家の中を行き来する距離が長いことが不満につながっているのではないか、という結論から、その不満を解消するために検討を重ね、商品化した。


 乾燥機から取り出した洗濯物をリネンスペースのカウンターで畳み、クローゼットへしまうという動線で設計し、効率化を図った。また「MOTリネン」内にパジャマや肌着などの収納スペースを確保することで、より時短となるように工夫している。
 さらに、従来のリネン庫を拡張し収納力を向上。ラック内を仕切ることで、家族それぞれの収納スペースを確保できるようにした。また多用途に使用できるカウンターを設け、洗濯物を畳む、美容家電を置いて手入れやメイクをする、といったフレキシブルな使い方ができる空間を創出した。
 その他、カウンター奥の壁にマグネットをつけるようにしたことで、タブレットを設置して動画を見ながら家事ができるようにしたほか、カウンター下にアクセサリー類などの収納に便利な引き出しを備えるなど、多くの工夫を盛り込んだ。


 現在開発中で10月下旬より販売開始予定の分譲マンション「クレヴィア等々力」(東京都世田谷区、総戸数25戸)に導入する。











「MOTリネン」の動線イメージイラスト




「MOTリネン」イメージイラスト


出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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