サッポロ不動産開発(株)は22日、同社のCO2排出量を実質ゼロにする脱炭素達成を、当初より1年前倒して2024年度に達成する方針を決定したと明らかにした。
地球環境問題への対応と保有物件の価値向上が目的。同社は、制定した再エネロードマップに基づき、22年度に複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」(東京都渋谷区)の電力の100%再生エネルギー化を実現。23年度には非化石証書を活用し、全保有物件で同社が調達する電力を100%実質再エネ化した。電力以外のエネルギーについてのCO2排出量を含めた脱炭素達成についても1年前倒して24年度に達成する。
従来から実施する電力の100%実質再エネ化をベースに、自社使用分に限り、電力以外のエネルギー由来のCO2排出量をクレジット等によりオフセットすることで実現する。テナント分については、引き続き電力の100%実質再エネ化を継続。非化石証書調達に伴うコストは同社が全額負担し、テナントへのコスト転嫁はしない。C02削減量は約2万1,000tの見込み。