NTT都市開発(株)は6日、「宮崎市広島一丁目プロジェクト」(宮崎県宮崎市)において開発する複合施設の名称を、「HAROW(ハロウ)」とすると発表した。
同プロジェクトは、2022年12月に宮崎市、NTTアーバンソリューションズ(株)および西日本電信電話(株)宮崎支店と締結した「次世代型まちづくりの推進に関する連携協定」に基づき進めているもの。都市機能が集積するJR「宮崎」駅周辺エリアにおいて公民連携によるまちづくり推進のための実証を行ない、他都市でも展開できる持続可能なまちづくりを実現することが目的。
JR「宮崎」駅から徒歩7分に立地するNTT西日本宮崎支店の敷地で推進しているプロジェクト。旧NTT広島ビル北棟をリノベーションする「HAROW 高千穂通」と、新設する南棟「HAROW 広島通」で構成する。
「HAROW高千穂通」は敷地面積約1,679平方メートル。鉄筋コンクリート造地上3階建て、延床面積約4,024平方メートル。オフィスおよび商業施設を展開する。2024年2月に着工しており、25年1月に竣工する予定。
「HAROW広島通」は敷地面積約1,296平方メートル。鉄骨造地上2階建て、延床面積約803平方メートル。商業施設とする。24年4月に着工しており、11月に竣工する予定。
11月23日、「HAROW広島通」に出店する全17店舗のうち、8店舗が先行開業する予定。テナントは、地域の素材を生かした食物販店や飲食店など。
なお、どちらの建物前にも、同プロジェクト推進エリアを運航する、時速20km未満で公道を走る電動車を活用した移動サービス「グリーンスローモビリティ」の停留所を設ける。