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人気の「宅配ボックス」、賃貸で設置率の低さが明らかに

2024.12.04
業界関連

 (株)つなぐネットコミュニケーションズは3日、「マンションの共用施設・サービスに関するアンケート」結果を発表した。20〜79歳のインターネットパネル登録モニターを対象に調査を実施。調査時期は10月25〜28日。回答者数は予備調査9,491人(分譲5,539人、賃貸3,952人)、本調査517人(分譲472人、賃貸45人)。


 「今ある共用施設・サービス(現状)」については、50戸以上の中・大規模物件の分譲では1位が「集会室」(64.4%)。賃貸は21.2%となり、設置率に大きな差が見られた。一方、50戸未満の小規模物件では、分譲(53.2%)・賃貸(27.2%)いずれも1位が「宅配ボックス」となった。


 「もしあったら使いたい共用施設・サービス(ニーズ)」では、中・大規模物件、小規模物件ともに「宅配ボックス」が1位に。いずれも賃貸ほど高く、特に小規模物件でその傾向が強いことから、設置率が低いほどニーズが高いことが明らかとなった。
 その他、今ある共用施設・サービス(現状)にはなかった「フィットネスジム」が上位10項目にランクイン。同社は、コロナ禍以降、在宅ワークの増加などによる生活様式の変化が影響していると推測している。


 共用施設の「現在の予約方法」と「便利だと思う予約方法」については、現在は「管理員室や窓口で直接予約する方法」が71.2%と主流。その一方で、60.6%が「インターネットの専用サイトで予約する方法」が便利だと回答している。現在の方法では、不便を感じている居住者が多いことが分かった。

出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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