ポラスグループの(株)中央住宅は5日、戸建分譲住宅「すみかプラス行徳」(千葉県市川市、総戸数18戸)を報道陣に公開した。通常の戸建分譲住宅がファミリーを想定して企画・販売するのに対し、DINKSや共働き家族を想定して開発。異なる世帯構成の住戸が融合した分譲住宅「Sumi-Ka+(すみかプラス)」シリーズとして販売する。
同物件は、東京メトロ東西線「行徳」駅徒歩12分に立地。建物は、木造在来工法2階建て。土地面積約110〜128平方メートル、建物面積約96〜106平方メートル、間取りは2LDK〜4LDK。全棟敷地面積110平方メートル以上とし、ホテルライクで機能性を重視した住空間が特徴。外観は重厚感のあるデザインに、画一的な分譲住宅にならないよう邸別設計を採用した。
キッチンには横並びの3つ口コンロを設置、節水機能付きのトイレを採用した。駐車場は2台分のスペースを確保。耐震等級3の長期優良住宅で、断熱性能等級5を取得。アフターメンテナンスシステム「ロングサポート60」も提供する。
モデルハウスは、DINKS向けプランの1号棟とファミリー向けプランの2号棟を用意。1号棟は、建物面積106.91平方メートル。間取りは2LDK(3LDK対応可能)。タイル貼りの玄関ホールにはデザイン階段を設け、バルコニーから光が入る吹き抜け空間としている。ペニンシュラキッチン、ドレスルーム(ウォークインクロゼット)、リモートワークスペースの他、グランピングバルコニーも設置。部屋数を減らしてLDKを20畳以上確保。掃き出し窓はあえて作らず、プライベート性を高めた。
2号棟は、建物面積約102.59平方メートル。間取りは3LDK。1階に子供の遊び場やカフェスペース、家事ワーク等に利用できるスキップキッズフロア、リモートワークスペースを用意。2階は家事効率を考慮した動線とし、パウダールームには室内物干しも設置した。
モデルハウス2棟は完成済み、残り16棟は2025年3月より随時完成予定。販売価格は7,990万〜9,490万円。6戸が契約済み。購入者はパワーカップル、ペットと暮らす高齢夫婦、ファミリー層等。都内でマンションを探していた人や、注文住宅志向の人が購入するケースが多かった。不動産投資目的で購入する人もいたという。
引き渡しは25年3月10日、5月1日、15日に順次行なう予定。