ヒューリック(株)は19日、SAR衛星を開発・運用する宇宙スタートアップの(株)Synspectiveへ出資したと発表した。
同社は、2024年7月に営業推進部内にスタートアップ共創室を設立し、スタートアップ企業への事業投資の取り組みを進めている。今回の出資が第1号案件となる。
Synspectiveは、小型SAR衛星の開発・運用と衛星による観測データを活用したソリューションサービスの提供をワンストップで行なう企業。20年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーション構築をすることで、広範囲、高頻度の地上観測を可能にするシステムの構築・運用を目指している。
今後も21年に設立したヒューリックスタートアップ(株)を軸とするCVCファンドからの出資およびスタートアップ共創室による同社本体からの出資を組み合わせ、スタートアップ企業への事業投資を強化。オープンイノベーションを推進していく。