東急不動産(株)は20日、米国現地子会社Tokyu Land US Corporationを通じ、米国4都市(サンディエゴ、ワシントンD.C.、シリコンバレー、ダラス)にて計4件・1,073戸の開発中および稼働中の賃貸住宅事業に参画すると発表した。
サンディエゴの物件(213戸)は開発中。都心部へのアクセスに優れた閑静な住宅街に所在する。敷地面積約3,000平方メートル、賃貸面積は約1万3,000平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造・木造8階建て。竣工は2027年の予定。
ワシントンD.Cの物件(345戸)は、15年築で稼働中。地下鉄の「フォートトッテン」駅近くに所在し、商業区画には大手スーパーマーケットがアンカーテナントとして入居している。敷地面積は約1万8,000平方メートル、賃貸面積は約3万5,000平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造・木造5階建て。
ミルピタス/シリコンバレーの物件(213戸)は、22年築で稼働中。ベイエリア高速鉄道「ミルピタス」駅が至近にあり、近隣には大手スーパーマーケットや大型ショッピングセンターが所在する。敷地面積は約1万平方メートル、賃貸面積は約1万8,000平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造・木造7階建て。
ダラスの物件(302戸)は、18年築で稼働中。美術館や小規模店舗が並ぶアートディストリクトに所在し、ダラス都心部へのアクセスにも優れている。敷地面積は約1万1,000平方メートル、賃貸面積は約2万3,000平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造・木造5・7階建て。
また同日、ニューヨーク都心部(マンハッタンおよびブルックリン)で稼働中の賃貸住宅2物件(354戸)の取得を発表した。
マンハッタンの物件(204戸)は、1982年築。グラマシーパークエリアに所在し、閑静な住宅街でありながら周辺にはマディソンスクエアパークや地下鉄の駅があり、生活利便性の高い環境。敷地面積は約2,000平方メートル、賃貸面積は約1万平方メートル。
ブルックリンの物件(150戸)は2018年築。ダウンタウンエリアの中心部に所在し、低層部には店舗が入居。4つの地下鉄駅近くに所在し、大型商業施設も至近に集積。共用部には屋上テラスやジム、ラウンジスペース等を設けている。敷地面積は約1,000平方メートル、賃貸面積は約1万2,000平方メートル。
同社は米国において、同日時点で計30件・6,838戸の賃貸住宅事業と、1件・約6万4,000平方メートルのオフィス賃貸事業に参画している。