(株)ジェクトワンは10日、築45年の戸建住宅を再生した一棟貸しの宿泊施設「アキサポステイ本蓮沼」(東京都板橋区)をオープンした。
同社が展開する空き家活用サービス「アキサポ」を活用。都内の空き家を宿泊施設に活用するのは、民泊施設に続き4件目。旅館業に基づく施設は初。
都営三田線「本蓮沼」駅から徒歩3分に立地。木造セメント瓦葺2階建て、延床面積52.80平方メートル。所有者が1階で書道教室を運営し、2階は10年近く空室となっていた物件。書道教室の閉鎖が決まり、売買を検討していたが、インバウンド増加に伴い需要が高い宿泊施設に活用することとなった。
1階の書道教室だったスペースは、居住用にも使えるダイニングスペースに改修。道路側の窓は、全面ガラス張りだったため、目隠し用の壁を造作した。内装には、周辺が旧中山道「板橋宿」街道沿いだった風情を楽しんでもらうため、浮世絵を装飾。Wi-Fi設備、洗濯機、デスク等も設置。ダブルベッド2台、シングルベッド2台を備えた。
宿泊可能人数は1組で、最大6人の収容が可能。