(株)ザイマックス不動産総合研究所は15日、2025年末時点での東京23区および大阪市の規模別・築年数別のオフィスストック量分析「オフィスピラミッド2025」を発表した。1946年以降に竣工もしくはこれから竣工予定で、主な用途が事務所の延床面積300坪以上のビルを対象に、築年ごとのオフィス賃貸面積・棟数を規模別にまとめている。
25年末時点の東京23区のオフィスストック予測は、賃貸面積ベースで1,314万坪。うち中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が598万坪で全体の46%、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が715万坪で全体の54%となる。棟数ベースでは9,350棟、うち中小規模ビルが8,589棟と全体の92%を占める。
ストック全体の平均築年数は34.6年。規模別では、中小規模ビルが35.3年、大規模ビルが25.8年と、中小規模ビルにおいて特にストックの高経年化がうかがえる。
都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスストックは、賃貸面積ベースで976万坪と、23区全体の74%を占めている。棟数ベースでは6,778棟。平均築年数は34.5年。
大阪市のオフィスストック予測は、賃貸面積ベースで300万坪。うち中小規模ビルが142万坪、大規模ビルが158万坪と、大規模ビルがやや多い。平均築年数は36.0年。規模別では、中小規模ビルが36.6年、大規模ビルが31.3年だった。