NPO法人大丸有エリアマネジメント協会、(一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所(株)で構成する大丸有江戸情緒創出推進協議会は3月7日まで、大手町・丸の内・有楽町エリアを行燈やイルミネーションで彩る「江戸にひかり大丸有」を開催する。
大丸有エリアが、江戸時代においては広大な大名屋敷が軒を連ねた「武家地」だったことにちなみ、東京都が実施する「江戸情緒あふれる景観創出事業」の採択を受け、江戸の情緒と景観を現代にアップデートしてさまざまなイベントを展開。丸の内仲通りでは1月31日まで、街路灯への大名家紋・和柄バナーフラッグ掲出と行燈の点灯、行幸地下ギャラリーでは2月1〜28日、ウィンドウに和傘と行燈の展示を行なう。大手町エリアでは3月3〜7日、各所で和傘のイルミネーション演出を実施する。
1月17日、同イベントのオープニングステージを開催。(一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会理事長の細包憲志氏や三菱地所執行役社長の中島 篤氏、東京都千代田区長の樋口高顕氏などが出席し、「東京」駅と皇居をつなぐ行幸通りに並べられた250本の和傘のイルミネーション点灯が行なわれた。細包氏は「世界に冠たる大都市である東京のルーツは江戸。今回の企画で、江戸・明治・大正と時代の継承を感じていただきたい」と強調。中島氏は「国内外の観光客や周辺で働くオフィスワーカーに、江戸時代の文化や江戸情緒というものに思いを馳せてほしい」と期待を寄せた。