ヒューリック(株)は29日、「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」(福岡市中央区)として開発を進めていた複合施設の竣工を発表。併せて物件名を「ヒューリックスクエア福岡天神」としたことを明らかにした。
同施設は福岡市営地下鉄「天神」駅に直結した、商業・オフィス・ホテルで構成する複合施設。敷地面積は1,451.74平方メートルで、建物は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の地上19階地下3階建て。延床面積は2万682.92平方メートル。
地下3階を駐輪場とし、地下2〜地上2階は飲食・物販等の8店舗で構成する商業施設、3〜8階はオフィス、9階に屋上庭園を設けた。10階以上は同社グループ直営ホテル「ザ・ゲートホテル福岡by HULIC」(総客室数171室)を配置。同ブランドのホテルは全国で6店舗目。博多湾や中州方面を一望できるスイートルームや地元食材を使用したレストランなどを特徴としている。
地下鉄駅コンコースや地上部を接続する立体広場を街区の入り口として設置し、新たなにぎわいを形成。さらに、立体広場の軒天井やホテル、オフィスには九州産の木材を積極的に使用して15tを超えるCO2を固定する。また、非FIT太陽光発電所による再エネを活用し、電気由来のCO2排出もゼロとした。