業界関連ニュース

創立30周年PJ「北赤羽」が完成/大和地所レジ

2025.03.07
業界関連










「ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス」外観




右が「マスタープレイス」、公道を挟んだ左側は先行して竣工した「マナープレイス」



 大和地所レジデンス(株)は、分譲マンション「ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス」(東京都北区、総戸数253戸)を報道陣に公開した。「同マナープレイス」(同、総戸数65戸)と共に同社創立30周年記念プロジェクトとなるマンション。スケールメリットを生かした70を超える間取りプラン、多彩な共用施設、中低木の植栽で彩った外構などが評価され、販売開始1年で全318戸を完売している。


 両物件は、JR埼京線「北赤羽」駅より徒歩5分に立地。約1.1haの敷地は工場跡地で、北東を荒川河川敷に接する。マスタープレイスが荒川寄りの北東・南西のL字状の配置。平置き駐車場や共用棟、公道を挟んだ駅寄りにマナープレイスが立地する。マスタープレイスが、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上19階建て。マナープレイスは、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上15階建て。マスタープレイスは3月下旬に入居開始。マナープレイスが24年11月に入居済み。


 スケールメリットを生かし、共用棟には、ラウンジ、パーティルーム、ワーキングスペース、キッズルームなどを設置。両物件の入居者が利用できる。駐車場はすべて平置きで、総戸数の50%用意。メタセコイア、種類の異なるサクラなど物件周囲を中低木と植栽で囲み、メインエントランス前には石張りの水盤も設けた。


 住戸は、両物件合わせて74プラン。マスタープレイスは、2LDK〜4LDK、専有面積約57〜106平方メートル。マナープレイスが1LDK〜3LDK、専有面積約44〜90平方メートル。逆梁工法を採用。マスタープレイスは1フロア11スパンが基本。高さ規制がないことを生かし、3・4階には、階高を1,200mm引き上げ、床下収納とスキップフロアを設けた「スキレージ」プランや、ロフト付き住戸を設定。高層階には100平方メートルを超えるメゾネットタイプやサウナ付き住戸も用意した。


 メーターモジュール廊下、御影石キッチンカウンター、食洗器、ガラストップコンロ、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターなどが標準。広さ77平方メートル以上の住戸はプレミアム仕様として、ガラストップコンロがワイドタイプとなるほか、キッチンのタッチレス水栓、玄関折り上げ天井、タイル張り廊下などグレードアップする。


 販売価格は、4,400万〜1億3,900万円。主力となる65〜70平方メートルの3LDKは6,000万円台中盤〜7,000万円台中盤。坪単価は333万円。22年12月からのエントリー総数は5,100件超。モデルルームオープンからの来場者数は1,740組。23年3月から登録・契約を開始し24年3月に完売した。購入者の3割は地元北区在住、その他板橋区・豊島区・荒川区、埼玉県川口市など、都内、埼玉県広域から集客した。20〜40歳代のファミリー・プレファミリー、50歳後半〜60歳代のシニア層の住み替えなど幅広い層が支持。都内・駅近の立地、間取りプランに加え、建築費高騰下で競合物件と比較してリーズナブルな価格設定から、終始好調な売れ行きを見せた。











エントランスから続くラウンジ。窓際にワークスペースを配置




パーティルーム


出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

一覧へ戻る