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都心5区オフィス空室率が6ヵ月ぶり上昇

2025.03.11
業界関連

 三幸エステート(株)は11日、2025年2月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。


 東京都心5区のオフィス空室率は3.58%(前月比0.22ポイント上昇)と6ヵ月ぶりに上昇した。複数の新築ビルが空室を抱えて竣工したことが要因だが、成約に向けた商談が進んでいる募集床もあるため、今後の空室消化が期待できる。募集面積の割合を示す潜在空室率は5.59%(同0.33ポイント上昇)となり、こちらも6ヵ月ぶりに前月を上回った。


 1坪当たりの平均募集賃料は2万9,581円(同250円上昇)となり、15ヵ月連続で上昇または横ばい。募集床の品薄感のあるエリアを中心にオーナーが募集賃料を引き上げる傾向が継続している。募集面積は47万7,153坪(同2,560坪増)。


 全国6大都市の空室率は、東京23区3.7%(同0.2ポイント上昇)、札幌市3.1%(同0.1ポイント上昇)、仙台市5.4%(同0.1ポイント上昇)、名古屋市3.1%(同0.3ポイント低下)、大阪市3.5%(同0.1ポイント低下)、福岡市3.8%(同増減なし)となった。

出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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