
東急不動産(株)は5月31日に、物流施設「LOGI’Q(ロジック)広島」(広島市江波沖町)を着工すると発表した。「LOGI’Q」の中国地方初進出物件。
広島高速3号線「観音」ICから約4km、同「吉島」ICから約3kmに立地。広島港からも約5kmと、西日本の物流拠点として広域配送に適した場所に位置する。敷地面積約3万1,019平方メートル。鉄骨造5階建て、延床面積約7万7,365平方メートル。海に近く食品加工が盛んな立地特性を踏まえ、1〜2階を冷凍冷蔵フロアとした。最大14テナントが入居できる。
同社の再エネ発電所を活用した電力供給や蓄電池を導入し、子会社の(株)リエネが提供する再生可能エネルギー100%の「リエネでんき」を使用する。これにより、同物件を再エネ100%で運営し、入居テナントの環境経営の支援・脱炭素化を推進する。また、敷地内にGO(株)が提供するEV充電サービスも導入。同物件で使用する再エネ100%電力をEVトラック充電スポットにも供給することで、入居テナントや地域住民に電気自動車導入を推進する。
「循環」をテーマとした環境施策として、牡蠣殻から内装パネル材を、間伐材から外構ブロックを生成し、物件内の各所に再生材を積極的に活用する。また敷地内に雨水を貯蔵する木槽を設置し、外構の灌水として利用することで水道消費量を削減していく。
人手不足等の物流業界を取り巻く社会課題への対応として、水素ドローンポートの設置を検討しており、水素ドローンベンチャーである(株)ロボデックスにより離島への水素ドローンによる物資輸送事業を行なう予定。
他にも、外構にトラックスケールの導入し、荷物を含めたトラックの重量計測を可能にして、過積載や積み忘れを抑制する。置き配バースも採用し、倉庫の営業開始前など、受け取り側が不在でも荷降ろしを可能にすることで、トラックの倉庫空き待ちによる路上駐車の課題を解決する。
竣工は2028年4月28日の予定。