
大和ライフネクスト(株)と国立大学法人筑波大学は8日、共同でマンション管理員向けの健康増進プログラムを開発したと発表した。
マンション管理員の業務は、日々の巡回や点検、立ち作業など身体的負荷が伴い、さらに近年では高齢就業が進展。高齢でも無理なく働き続けられる仕組みが求められている。そこで、マンション管理員が長く健康に働き続けられることを目指して、両者で同プログラムを開発した。
大和ライフネクストに在籍するマンション管理員約2,400人の意識調査と、約1,700人の健康診断データを分析し、業務に必要な筋力や柔軟性を高めるプログラムを設計。(1)柔軟性向上・けが予防を目的としたストレッチ、(2)筋力向上のための筋力トレーニング、(3)バランス能力向上を狙いとした有酸素運動の3つを組み合わせた。
2024年11月〜25年1月にかけて同プログラムのテスト運用を実施したところ、大和ライフネクストに所属する60歳以上のマンション管理員のうち、運用前後の体力テストデータがそろった6名を対象に有意差があるかを検証したところ、歩行能力および脚筋力の改善が確認された。同社は、これらは転倒リスクと関連することから、同プログラムがけが予防に寄与する可能性が示唆されると判断。一方、柔軟性については参加者間の個人差が大きいものの、平均値としては改善傾向がみられた。
テスト運用を経て、26年4月より運用をスタートしており、今後も同プログラムへの参加率や欠勤率等の指標を継続的に追跡・分析し、安心して働き続けられる環境づくりに役立てる。