
ヒューリック(株)は12日、川崎市で開発を進めている「(仮称)南渡田北地区北側開発」に関して、国立大学法人東京科学大学および同市と「アカデミアと不動産デベロッパーの連携によるイノベーションエコシステム構築の加速化手法・効果の検討および実証」に関する共同事業契約を締結したと発表した。
大規模土地利用転換が進む川崎臨海部は、素材・化学、エネルギーなどの産業基盤に加え、首都圏・羽田空港への近接性、工業地帯としての自由度・拡張性を備える、国内外でも希少なポテンシャルを有するエリア。国の支援制度である「GX戦略地域」の有望地域に選定され、認定に向けた取り組みが進められている。その中でも南渡田地区では、研究開発から試作・実証、将来的な量産・社会実装までを見据えたスケールアップ拠点の形成を目指しており、同社が国内最大級の次世代リサーチパークの建築工事を進めている。
イノベーションエコシステムの構築には、さまざまな研究シーズや専門人材との接点、国内外の企業・研究機関とのつながりや地域戦略との接続などが重要であることから、同事業では、不動産ディベロッパーが整備した新産業拠点におけるイノベーションエコシステムの構築を加速させるためのアカデミアの役割や機能、効果的手法などについて検討していく。
また、当該検討結果の実証として、東京科学大学が持つ知見と川崎市が推進する川崎臨海部・南渡田地区の地域戦略を組み合わせ、新技術の事業化やスケールアップに挑む企業群が集積する強固なイノベーションエコシステムの構築を目指していく。