(株)野村総合研究所(NRI)は18日、日本における「2026〜40年度の新設住宅着工戸数」と「25〜40年のリフォーム市場規模」の推計・予測結果を発表した。
新設住宅着工戸数については、25年度の約71万戸から、30年度には80万戸、40年度には61万戸と予測。利用関係別では40年度には持家14万戸(25年度:20万戸)、分譲住宅18万戸(同:20万戸)、貸家(給与住宅を含む)29万戸(同:32万戸)といずれも減少していくとみている。
リフォーム市場規模については、40年には狭義(増改築工事、設備等の修繕)が約8兆円(24年:約7兆円)になる見通し。広義(狭義に耐久消費財、インテリア商品等購入費を含めた金額)は、わずかながら成長を続け、9兆2,000億円(24年:約8兆3,000億円)に達する見通し。
併せて既存ストックの省エネ改修などを含む「ZEHの普及シナリオ」を提言。国の掲げる2050年目標「ストック平均でのZEH基準の水準の省エネ性能確保」の達成するために、(1)26年度以降の新築住宅1,556万戸は可能な限り高い省エネ性能を優先し、500万戸の50%を省エネ住宅、800万戸の35%を省エネ住宅という居住ストック数分布に移行させること、(2)過去に建設され最新の省エネ基準を満たさない既存住宅を中心に、3,000万戸の省エネ改修を実施すること、(3)2,025万戸の既存住宅除却を実施すること、を挙げた。さらに「既存ストックに対する戦略的な改修支援や、老朽化住宅の計画的な除却推進など、新築・改修・除却の三位一体を通じた官民連携の取り組みが急務となっている」とコメントした。