アットホーム(株)は2日、「シニア世代の住まい探しに関する調査」の結果を発表した。過去2年以内(24年3月〜26年2月)に賃貸物件への引っ越しを経験し、主体的に物件を探した65歳以上の男女460人にインターネットでアンケート調査した。調査期間は4月9〜13日。
引っ越しの理由について聞いたところ、32.0%が「家賃の安い場所へ移る必要があるから」と回答。次いで「一人暮らしになったから」(18.7%)、「公共交通が便利な場所に住みたいから」(15.9%)と続いた。
現在の住まいと家族が住んでいる場所の距離については、「徒歩圏内」が20.7%、「車で30分以内」が23.9%など、比較的近距離に居住する傾向が見られ、日常的な行き来のしやすさを重視している様子がうかがえる。
引っ越しの際、物件をどのように探したかについては、「不動産ポータルサイトで検索」が28.3%とトップ。次いで「不動産会社に直接電話・訪問」(26.1%)。オンライン検索が広がる一方で、不動産会社に直接相談したい意向も同程度見られ、高齢者にとっては対面での相談は依然として重視されていることが分かる。
住まい探しで苦労したことについては、「希望に合う物件が見つからなかった」(33.1%)が最多に。以下「保証人や緊急連絡先の確保が大変だった」(21.5%)、「年齢を理由に入居を断られた」(20.7%)と続き、物件そのものだけでなく、高齢者ならではの条件が住まい探しの負担となっている様子がうかがえた。
終活について考えているか、では63.0%が「考えている」と回答。そのきっかけとして「遺産相続のトラブルを聞くので、それを避けるため」や「定年退職を機会に、終活ノートを付けはじめ、遺言の作成をした」等のエピソードが寄せられた。