三幸エステート(株)は30日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2026年第3四半期(7〜9月)版を公表した。
東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築年数15年以内)の1坪当たり賃料は、4万342円(前期比2,083円上昇)。12期連続でプラスとなり、19年第4四半期以来27期ぶりに4万円を上回った。
空室率は0.8%(同横ばい)。26年のAクラスビルの新規供給は約16万6,000坪の見込みで、第3四半期は4割ほどが竣工。いずれも高稼働で竣工したことが、横ばいとなった要因。コロナ禍前の空室率のボトムが0.6%だったことから、同社は「低下の余地は乏しくなりつつある」と分析している。
Bクラスビル(1フロア面積200坪以上でAクラスに含まれないビル)の1坪当たり賃料は、2万2,932円(同128円上昇)。23年第1四半期をボトムに上昇傾向が続いている。
空室率は1.3%(同0.1ポイント低下)。周辺部でまとまった面積の現空床が生じた一方、築年数の経過したビルでも空室消化が進み、微減となった。
Cクラスビル(1フロア面積100坪以上200坪未満、築年数制限なし)は、1坪当たり賃料2万532円(同57円上昇)と、8期連続の上昇。対前年変動率では12期連続のプラスで、緩やかな上昇傾向が続いている。
空室率は1.4%(同0.4ポイント低下)。港区を中心に空室消化が進んだことが低下の要因となった。