
三菱地所(株)は10月30日、米系大手ディベロッパーのTishman Speyer社と国有企業の新長寧集団と共同で推進してきた、オフィス・商業の大規模複合開発プロジェクト「晶耀虹橋(Crystal Bridge)」(中国・上海市)がグランドオープンしたと発表した。三菱地所グループとしては、上海市でのオフィス開発は初。
地下鉄2号線・15号線「婁山関路」駅直結。敷地面積は3万5,587.5平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造の5棟構成、総延床面積は24万6,350平方メートル。総事業費は約1,880億円に上り、長寧区の重点プロジェクトとして位置付けられている。三菱地所設計諮詢(上海)有限公司が設計監修やランドスケープおよび共用部デザインを、三菱地所プロパティマネジメント(株)が運営・管理コンサル業務を担うなど、三菱地所グループがハード・ソフトの両面からまちづくりを推進する。
各棟は、T1(賃貸棟)が地上18階地下3階建て、地下1階〜地上1階が商業、地上1〜18階がオフィス。オフィス延床面積は約3万5,400平方メートル。T2(同)が地上21階地下3階建て、地下1階〜地上1階が商業、地上1〜21階がオフィス。オフィス延床面積は約4万6,100平方メートル。
T3(分譲棟)は地上17階地下3階建て、地下1階〜地上1階が商業、地上1〜18階がオフィス。オフィス延床面積は約3万4,800平方メートル。T5(同)が地上9階地下3階建て、地下1階〜地上1階が商業、地上1〜9階がオフィス。オフィス延床面積は約2万1,600平方メートル。T6(同)は地上10階地下3階建て、地下1階〜地上1階が商業、地上1〜10階がオフィス。オフィス延床面積は約2万5,200平方メートル。
オフィスフロアは、1フロア当たり約2,000〜2,300平方メートルの無柱空間とし、階高は4.5mを確保。130mmのOAフロア、高効率な空調システム、十分な電力容量等により、機能性の高いオフィス環境を整備した。なお、T3・5・6は分譲オフィスで、T3は1フロア単位(基準階約2,200平方メートル)での分譲に対応している。
9月末時点で、先行して営業を進めるT1は約80%が内定しており、うち約80%が日系企業。また、T5がすでに成約済み。
商業テナントは飲食店をはじめとした約80店舗が出店。多様な店舗の集積により街区内の回遊性を高め、エリア全体のにぎわい創出につなげる。開発区域全体では、緑地やオープンスペースを計画的に配置し、オフィス・商業施設と調和したランドスケープを形成した。
さらに、ソフト面でのまちづくりも推進。企業や就業者同士の交流機会の創出を図り、10月30日には「Crystal Bridge企業対抗綱引き大会」を開催した。今後はフードフェスティバルや音楽イベントなどの開催を通じ、就業者や周辺居住者をはじめとする来街者の交流や、にぎわい創出に取り組むとしている。