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「施設買取方式」による泉区役所新庁舎竣工/三菱地所

2026.11.04
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泉区役所新庁舎外観




災害時の行政機能維持のため、30本の免震装置で建物を支える




大型のバスが横付けできる車回しとして、企業や学校の送迎バスによる駅周辺の渋滞を緩和する



 三菱地所(株)が事業推進してきた「仙台市泉区役所建替事業」(仙台市泉区)が、10月30日に竣工。11月2日に関係者を集め、新庁舎の竣工式が行なわれた。


 1977年築の旧庁舎の老朽化に伴い、庁舎の建て替えを核とした敷地の有効活用を図りながら、泉中央地区の新たなにぎわい拠点を整備する官民連携事業として、仙台市が事業者を公募。2022年三菱地所を代表企業とする事業コンソーシアム(※)が選定され、事業全体を推進している。新庁舎整備にあたっては、設計段階・建設段階とそれぞれ事業者を選定していく従来型の手法ではなく、三菱地所が設計・建設した建物を完成後に仙台市が買い取る「施設買取方式」を採用。工期の短縮や事業費の低減を図った。敷地面積約4,700平方メートル、地上6階地下2階建て免震構造、高さ約29m、延床面積約1万4,300平方メートル。ZEB ReadyとCASBEE建築Sランクを取得。


 仙台市地下鉄南北線「泉中央」駅と地下2階で直結しており、地上へのバリアフリールートとして、地下鉄運行時間内は開放する。区役所の各機能に加え、5階の会議室は区民に貸し出すほか、1階にも区民ホールを設置。今後整備する区民広場と一体利用し、イベントなどの会場としてにぎわいの場とする。車寄せはバスが横付けできる幅を持たせ、駅周辺に停車する企業や学校の送迎バスに開放することで、朝夕の渋滞を緩和する。太陽光発電設備や非常用発電設備などで、災害時でも行政機能の継続が可能。


 式典で挨拶した三菱地所執行役常務の相川雅人氏は「当社は泉パークタウンを中心に長年にわたり仙台市でのまちづくりに取り組んでおり、泉パークタウンはまちびらきから50年経ち1万世帯2万5,000人が居住している。この新庁舎が、泉中央エリアのさらなる地域価値向上につながるよう、多くの皆様に末永く使っていただけるよう願っている。今後も、地域の皆様や仙台市とともにエリア全体を盛り上げていきたい」と語った。
 また、仙台市長の郡 和子氏は「新庁舎は区民の皆様が立ち寄りやすく、気軽に集まり、多彩な交流を創出できるような工夫を凝らしている。またAI窓口やデジタルサイネージの活用や、災害時の行政機能の継続性の確保など安全安心な暮らしを支える機能も充実させており、今後の区役所のモデルとなりえるものだ」と抱負を述べた。


 新庁舎の開庁は27年1月。同年2月から既存庁舎の解体を進め、広さ3,000平方メートルの区民広場や駐車場の整備を進める。併行して、事業コンソーシアムに参画する東北労働金庫が本部機能や店舗などで構成する自社ビルを建設。三菱地所は地元不動産会社でコンソーシアムに参画する(株)山一地所と住宅と商業機能を持つ施設を整備する(詳細未定)。街区全体の完成は29年度内を予定している。


 (※)代表企業:三菱地所 構成企業:東北労働金庫、山一地所、(株)三菱地所設計、清水建設(株)、阿部建設(株)、三菱地所パークス(株)、三菱地所プロパティマネジメント(株)












新庁舎区民ホールでの竣工式の模様




「これからも地域の皆様や仙台市と共に泉中央エリア全体を盛り上げたい」と話した、三菱地所執行役常務の相川氏




「今後の区役所のモデルとしたい」などと話した郡仙台市長



 

出典:最新不動産ニュースサイト R.E.port ©1997 株式会社不動産流通研究所

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